空き駐車スペースを「売る」MonkeyParkingに賛否噴出


それは必然だった。モバイル経由でやってくるほぼすべての物を買うことのできる場所では、とうとう空き駐車スペースまでモバイルで買えるようになった。それがイタリア製アプリ、MonkeyParkingの前提とするものであり、このサービスでは自分の駐車スペース(あるいは、自分の駐車スペースがもうすぐ空くというインサイダー情報)を「5ドル」で売ることができる。

人々が駐車違反キップを駐車のための正規料金と考える都市において、MonkeyParkingは切望されていた革新と言えるかもしれない。実際私は、記者らしくあるために、Wiredと同じようにMonkeyParkingを試したかったが、もはや私はサンフランシスコで車を持っていなかった。

なぜかって? 住んでいる道路全体が工事区間になって以来、サンフランシスコで駐車場を探して無限に走り回ることに飽きた私は、愛車のサターン・ビューをパロアルトに駐車しっぱなしにしている。もしサンフランシスコで車を持っていれば、たった今空いている24箇所のMonkeyParkingスポットを試すことができたのだが ― というわけで人気はあるようだ。

サンフランシスコ市検察当局はこれが合法かどうかを検討中だ。「現時点で間違いなく言えるのは、これが著しく異様であることだけだ」と、広報担当者はThe Chronicle紙に話した

私の知る限り(Twitter)、テク系の人々はMonkeyParkingを、「共有経済」における収益管理の最も革新的な形態であると称賛し、サンフランシスコの古参住民たちはこれを、またしてもIT企業が公共空間から利益を上げる一例であると指摘している

SF vs IT 、第5002ラウンド。

Gif via Uptown Almanac, which was first to spot this thing.

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。