第三の音楽共有形式: プライベートなグループ共有をサポートするMusicyouが30万ユーロのシード資金を調達

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メッセージングを通じて音楽をシェアするPingTuneMusicMessengerなどのアプリの主要な価値提案は、音楽をめぐるおしゃべり(チャット)だ(主に一対一)。一方TunePicsやMindie、それにFlipagramなどは、音楽を、Twitter的に公開フィードでシェアすることが主体だ(一対多)。Music MessengerとPingTune、Mindie、FlipagramなどはVCの資金を調達しているが、TunePicsはどちらかというとエージェンシーのプロダクトだ。

ここでご紹介するMusicyouは、メッセージング(チャット)による共有でもない、公開フィードによる共有でもない、音楽の気軽でプライベートな共有方法を提供する。Spotifyみたいな公開共有はいやだけど、同好の士や友だちとは音楽を共有したい、という人に向いている。テキストや画像のようなコンテンツに、音楽を付けることもできる。

Musicyouはエンジェル投資家のSmart EquityとBrains2Marketから、30万ユーロの資金を獲得している。

またポルトガル最大の通信企業PT Portugalとパートナーして、8月5−9日に行われる音楽フェスティバルMEO SWのプロモーションを引き受けている。

いろんなメッセンジャーアプリやソーシャルネットワーク、ソーシャルメディアでテキストや写真やビデオをこれから送ろうというとき、Musicyouを使ってそこに音楽をつけられる。音楽はiTunesから選び、それをコンテンツに加える。

ファウンダのRui Lopesはこう言う: “Musicyouをほかの音楽アプリよりも良いと言うつもりはない。単純に、音楽をプライベートに共有する方法を提供しているだけだ”。

Lopesが作ったmobicompはMicrosoftが買収し、彼の二つ目の企業がCloud9(Node.jsのためのIDE)だ。そして協同ファウンダのGoncalo Fernandesは、モバイル用のコンテンツ企業T.I.M.weのファウンダだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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