米インターネット企業団体が選挙広告規制に「柔軟性」を要求

ワシントンの大手業界団体が、オンライン選挙広告の資金情報公開に影響を及ぼす規制案について連邦選挙管理委員会 (FEC)に意見を提案する。

テレビ、ラジオといった伝統的メディアは選挙広告資金の公開について厳格な規制を受けているが、ロシアによる大統領選挙介入疑惑などが暴露されるなか、ソーシャルメディアやウェブ広告にも同様の監視の目が向けられている。IT企業はHonest Ads Act(正直広告法案)として知られる規制案への対応準備を進めているが、FECは選挙広告の資金公開に関する独自の規制を策定している。

Internet Association(IA。Facebook、Twitter、Google、Snapらが参加)の主張は、そのような情報公開は広告からワンクリック離れた場所に置くことが許されるべきであるとするもので、広告そのものへの表示を強制する提案に反対している。そのような要件は広告産業のイノベーションの妨げるなるとIAは言っている。

「IAは、情報提供においてテクノロジーは重要な役割を果たしていると信じている。ロールオーバー、クリックスルー、その他まだ発見されていないテクノロジーを含め、伝統的な「枠内」に書かれた情報公開と比べてはるかに意味のある情報を提供することができる」とIAのCEO Michael Beckermanは言った。

提案の中でIAは、「適応型情報公開」と呼ぶしくみを推奨し、詳しく説明している。

「配信されるプラットフォームやデバイス毎にサイズの変わる広告に『提供スポンサー』の表示をはめ込む代りに、適応型表示はあらゆるフォーマットの広告に挿入して表示、アクセスさせることが可能だ」

広告内で情報公開する従来のやり方に代えて、IAはより柔軟なやり方で規制を実施することで、インターネットならではの幅広いタイプの広告に対応できると提案している。IAは提案書の中で、FECは「インターネット広告に、ワンクリックあるいは広告自体のフレーム内で情報公開することを必須にすべき」であり、そうすることでマウスオーバーやビデオ下部へのテキスト表示など、従来とは変わった方法が可能になると主張している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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