米上院、ロシア製セキュリティーソフト、カスペルスキーの政府内利用禁止を可決

先週、米国国土安全保障省が発行した、Kaspersky Labのセキュリティー・ソフトウェアの行政機関での利用を禁止する命令を受け、上院もこれを支持した。月曜日(米国時間9/18)上院は、ニューハンプシャー州選出民主党議員 Jeanne Shaheenが提出したKaspersky Lab排除の修正法案を通過させた。

修正法案は、木曜日(9/14)の発声投票を経て、国防授権法(NDAA)に付加された。上院軍事委員会のメンバーでもあるShaheenは、今月New York Timesに論説記事を書き、Kasperskyの排除を主張していた。

「わが国の安全に対する深刻な脆弱性を取り除く私の修正法案を、上院が超党派的に支持したことを非常にうれしく思う」と、法案通過を伝えるプレスリリースでShaheenが語った。「連邦政府の全コンピューターからKaspersky Labのソフトウェアを除去するという私の訴えを聞き入れてくれたトランプ政権に拍手を送りたい」

「この禁止令が法律の一部となり、連邦政府全体に拡大することが重要だ。私の修正法案はそのためにある。この法案が、党派を超え二院一体となった支持を得てることから、近く法制化することに私は楽観的だ」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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