米財務省が選挙介入のロシア人2名を制裁

米財務省は、虚偽情報集団に従事した罪でロシア人2名を制裁した。声明によると、Igor Nesterov(イゴール・ネステロフ、34歳)およびDenis Kuzmin(デニス・クズミン、28歳)の2名は、Internet Research Agency(IRA)と名乗る虚偽情報やフェイクニュースを流布する集団で働いていた。IRAは、ロシア政府が2016年米国大統領選挙の結果に影響用を与えるために誤情報を拡散した歳に中心的役割を演じた。

財務省はロシア人2名を特定した理由は明らかにせず、昨年トランプ大統領が署名した海外からの選挙介入に関わったロシア人に制裁を課す大統領命令書に言及しただけだった。

財務省広報官は声明の内容以外にコメントしなかった。

米大統領選にロシアが介入した疑惑および当時のトランプ大統領陣営に関わるあらゆる関与を捜査したロバート・モラー特別検察官によると、IRAが活動を開始したのは2014で、大統領選の2年前だった。同組織はTwitter、Facebookなどのオンラインプラットフォームを利用して偽ニュースを拡散した。確認されているある事例では、市民の怒りと過激な政治論争をかき立てるために2つの対立するイベントを実世界で設定した。

財務省はほかにも、企業3社、飛行機3台、および船舶1隻に対しても制裁措置を講じた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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