美容動画メディア「DINETTE」運営が資金調達、D2C事業に参入しコスメブランドをローンチ

ビューティー特化型の動画メディア「DINETTE(ディネット)」運営のDINETTEは2月15日、D2C事業に参入しコスメのプライベートブランド「PHOEBE BEAUTY UP」をローンチした。

同社は2月4日、アプリコット・ベンチャーズ、個人投資家のバルクオム代表取締役CEO野口卓也氏、元Candle代表取締役の金靖征氏を引受先とした3,000万円の第三者割当増資を実施し、調達した資金をもとにPHOEBE BEAUTY UPを立ち上げると発表していた。

DINETTEは2017年4月よりInstagramを中心にメイク方法や美容の悩み解決方法、新作コスメの紹介などの動画を展開してきた。運用開始後、ノンプロモーションで9万人のコスメ好きフォロワーを獲得。美容動画メディアの中で国内最大級規模の動画再生数を誇る実績を作ってきたという。公式メディアのDINETTEは2018年2月にローンチした。

本日ローンチしたコスメプライベートブランドPHOEBE BEAUTY UPはDINETTEユーザーの声をもとに立ち上がった。

第1弾として、本日、芸能人モデルのヘアメイクを担当するヘアメイクアップアーティストであり、インフルエンサーの小林加奈氏がディレクターを務めるまつげ美容液を発売開始。DINETTEユーザーから「目を大きく見せたい」「まつ毛が細い」「まつ毛が抜けやすい」「まつ毛のハリやコシがない」「まつ毛エクステンションでダメージが」などの悩みが多く寄せられ、発売に至った。製品のパッケージは「思わずSNSに投稿したくなる」をテーマにしている。

DINETTEでは今後、同社いわく“美容動画メディア初の女性向けD2Cブランド”として、まつ毛美容液の市場で国内シェア1位を目指し、ブランドとして商品の横展開をしていく予定だという。

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TechCrunch Japan

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