荷物預かりサービスのecbo cloakがJR札幌駅に臨時専用店舗をオープン

鉄道駅の構内やその周辺、商業施設などの空きスペースを活用した荷物預かりサービス「ecbo cloak」(エクボクローク)」を展開しているecboは4月18日、北海道旅客鉄道と北海道キヨスクとの業務提携を発表した。4月22日からJR札幌駅の改札外にある西コンコース北口付近にて荷物預かりの実証実験を開始する。

同社によると、JR札幌駅の乗降客数は1日あたり19万人、インバウンド需要もありその数は年々増加傾向にあるとのこと。利用者の増加にともないコインロッカーの絶対数が足りていないほか、コインロッカーに入りきらない大きな荷物を預けたいというニーズが高まっているという。JR北海道では、毎年恒例の「札幌雪まつり」で臨時の荷物預かりサービスを提供してきた実績があり、多い時には1日800個の荷物を預かっていたとのこと。

このような高い需要を満たすため、スマホを使った手軽な荷物預かりサービスを提供するecboとの提携が決まったそうだ。実証実験の期間は4月22日から6月30日までで、預かり時間は10〜20時。利用料金は荷物の大きさにかかわらず一律日額900円、1日あたりスーツケースサイズ100個の荷物を預かる予定だ。

予約はスマホの専用アプリを使い、前日までの予約はもちろん、当日予約も可能。複数日で予約すれば数日預けたままにすることもできる(14日以上の預け入れはecbo cloakサポートチームへの連絡が必要)。10連休となる今年のゴールデンウィークは特に利用者が増えそうだ。

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TechCrunch Japan

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