著名投資家がエリザベス・ウォーレン上院議員を「危険だ」と名指しで批判

エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員にとって、投資家のピーター・ティール(Peter Thiel)氏によって「危険だ」とラベル付けされたことは、あまり気になってはいないようだ。

これまでに、PayPal、PalantirおよびFounders Fundを共同創業したティール氏は、 Fox Newsにおけるタッカー・カールソン(Tucker Carlson)氏とのインタビューの中で、民主党の大統領選挙の候補者たちは「みな印象的ではない人たちだが」、ウォーレン氏に関しては「最も危険な人物だ」とコメントしている。

「私はエリザベス・ウォーレンが一番怖いですね」と彼は語った。「彼女が経済に関して本気で発言しているからです、それはこれまで私がもっとも気にかけてきた問題なのです」。

ウォーレン氏は、ティール氏の発言に関するブルームバーグの記事へのリンクを、簡潔な「それで結構」(Good)という応答と共にツイートした

ティール氏は、自由主義の信奉者として有名であり、トランプ大統領の支持者でもある。よって多くの民主党支持者が、彼の意見に耳を傾けるとは考えにくい。確かに、ある人たちにとっては、ティール氏の批判は一種の支援と見なすことができる。

同じインタビューの中で、Facebookの取締役を務めているティール氏は、Googleの「反逆的な」行為を非難した以前の談話での指摘を繰り返し、米国政府は検索大手と中国の関係を調査するべきだと語った(中国はトランプ大統領の貿易戦争の主なターゲットである)。

最近の世論調査で支持率の伸びが示されているウォーレン氏は、Google、Amazon、そしてFacebookの分割を主張し、また少数派の起業家のためのエクイティファンドの提案も行っている

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(翻訳:sako)

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TechCrunch Japan

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