親の同意のない巨額のアプリ内購入に関してFTCがAmazonを告訴

【抄訳】

連邦取引委員会(Federal Trade Commission, FTC)が木曜日(米国時間7/10)に、 Amazonに対する告訴状を提出し、同社は子どもたちの親の同意のないアプリ内購入に関し、親たちに数百万ドルを請求した、と申し立てた。

この告訴は、Appleが今年の初めに受け入れたような‘親の同意’モデルの実装要求をAmazonが拒否したことの結果である。先週FTCからAmazonに送られた書簡にも、そのことは明記されている。Amazon自身は、FTCがAppleに対して認めたのと同様の、実効性のある親のコントロールをすでに実装している、と考えており、すでに、子どもが親の許可無くアプリ内購入をした、と主張する親には返金した、と同社は言っている。

しかし今日の告訴状でFTCは、アプリ内購入の額の30%を取るAmazonは、子どもたちに“これらの子ども向けゲームで遊ばせて、‘アイコン’や‘スター’や‘どんぐり’といったアプリ内の仮想アイテムに、親の関与なく無制限の金額を支払わせている’、と非難している。

木曜日に発表された声明の中でFTCの女性委員長Edith Ramirezは、こう言っている: “Amazonのアプリ内システムは子どもたちが親のアカウントに親の許可なく、無制限の課金を負わせることを許している。Amazonの社員たちですら、その過程が深刻な問題を作り出していることを認識している。われわれは、被害を受けた親たちへの返金と、Amazonがアプリ内購入に関して確実に親の同意を得るよう、裁判所が命令することを求めている”。

Amazonがアプリ内課金を最初に始めた2011年11月にFTCは、パスワードによる保護がないので子どもたちは自由に無許可の購入ができる、とAmazonを非難した。FTCによれば、そのために親のところには巨額の請求が来ることになり、Amazonの社員はそれが問題を起こすことに気がついていた、という。告訴状には、そういう内容のAmazon社員のメールが添付された。そのメールの一つは、“うちの顧客の大半にとって、明らかに問題になる”、と言っている。そのメールは、“今のこの状況は家が火災で燃えている〔のを放置している〕のに等しい”、と述べている。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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