調べたい語を4つの検索サイトで一瞬で調べてくれる検索便利屋Searchlet

【抄訳】

仕事をしているときはいつも、ブラウザにメール、FeedlyTechCrunchWordPressConvoTwitterGoogle CalendarRedditPinterest、そしてFacebookのタグがある。このほかに検索で開いたサイトや、あとで見るつもりのサイトがあり、またSkypeSpotifyのようなデスクトップアプリケーションも画面上にある。タブの過剰と、脳細胞の慢性的減少傾向のため、頻繁にGoogle健忘症と呼ばれる症状になる。しかし、ここでご紹介するSearchletは、私の失われた脳細胞を取り戻してはくれないけれど、検索をやりやすくして仕事の生産性を上げてくれそうだ。

まず、Searchletをブックマークバーに載せて日常的に使えるようにする(ページ上のボタンをブックマークバーにドラッグ&ドロップする)。今読んでるテキストの中の言葉をセレクトしてブックマークバーからSearchletを開くと、ブラウザのウィンドウの左側にサイドバーが出て、そこにGoogleWikipediaGoogle NewsWiktionary辞書、計4つの検索結果が表示される。Searchletを終了せず、次々とほかの用語をセレクトしてもよい。サイドバーは、出るときも消えるときも素早いから、あまり邪魔にならない。

作者のMark FazziniとSpencer Simonsenはフロリダ大学の学部学生だったときに出会い、在学中にモバイルのお買い得アプリやオンラインの音楽コミュニティなど、いくつかのプロジェクトを共作した。卒業後Fazziniはテクノロジ企業の営業をやったり、金融企業に勤めたりした。SimonsenはLinkedInの社員でプログラマ/Webデベロッパだ。二人は最近、企業と消費者のための画期的なWebプロダクトを作る、を目標とするSpin Labsという会社を作り、同社の最初の製品がSearchletだ。

【中略】

Searchletの次のバージョン(来春1月)では、そのサイドバーにGoogle Images(画像検索)、YouTubeTwitter and LinkedInなどの結果も加わる。私にとっては、中国語を調べるとき、画像があるととても便利だ。

同社のテスト結果によると、Serchletは検索に要する時間を最高でそれまでの1/8 ぐらいに減らしてくれる。平均では、これら4つのサイトで用語を調べるのに要する時間は、従来のタブを次々開く方法では50秒、それがSearchletを使うと6秒ですむようになる。

【後略】

〔訳注: 現状では、利用したい検索サイトをユーザが指定~構成することはできない。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。