週末に頭を休めたい人にはMS-DOS(テキスト画面)上のdefragのシミュレーションがおすすめ

この前デフラグしたのは、何年前だろう。とくに最近は、コンピューターがそれを必要としない理由がいろいろある。でも、そんな人間こそ、デフラグをやるべきなのだ。一方、週末の休日に自分の脳をデフラグするためには、DOSマシンのシミュレーションの上で、ファンとハードディスクのノイズ付きで、えんえんと続くデフラグ過程を眺めるのが、最良の方法ではないだろうか。

それを見せてくれるのが、このTwitchのストリーミングだ。それはただただ、あなたの目の保養のために、defrag.exeを無限に動かし続ける。

自分がこういう画面と音を必要としていることは、実際に見てから分かった。ASCII文字のビジュアルには、なぜか癒やし効果がある。そして小さなブロックが動いて整列していく姿は、満足感を与える。ハードディスクの右下の方は、これからどうなるのだろう、と気になってしまう。

これが終わったら、Quake 2のような高難度のゲームをロードして、はやくなったことを確認しよう。

ハードディスクの、ブーンという音もいいね。その音も、もちろんある。ハードディスクのノイズだな、と信じてしまう。ハードディスクが、水責めに遭ってるようだ。静かな夜にプログラムを動かして、小さなノイズだけ聞こえるのは、いずれにしても良いムードだ。ときどき、ガーガーとうるさい音になるが、ちゃんと仕事をしていると分かって安心する。

誤字はわざとだろう。

もちろんこのデフラグ過程はシミュレーションだ。何十年も前のハードウェアの上で、たくさんのハードディスクとdefragが、ぼくを楽しませるために実際に動いているのではない。実際にそれをやるべきなのは、ぼくの古いコンピューターの方だ。でも、このシミュレーションは完璧だ。DOSを16:9/1080pのモニタで動かした人はいないと思うが、それは当然だ。本物らしさを犠牲にして、Windowsボックスを不要にしたんだから。

このTwitchDefragsのデフラグは、永遠に終わらないから癒やしになる。98SEの動くPCを作らなくてもよい。ハードディスクを断片化するために、いろんなファイルをコピーする必要もない。でもこのデフラグ・シミュレーションは、その過程と音も含めるべきだった。ぼくにとって、無限に鳴ってるホワイトノイズは、鯨たちが発するノイズより断然良い。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。