録音したTwitterスペースをiOS、Android、ウェブの全ユーザーが聴けるように

Twitter(ツイッター)はiOS、Android、ウェブのすべてのユーザーに、スペースの録音を聞くオプションを展開した。この最新の動きにより、同社のスペース機能は、従来のポッドキャストに近いものとなり、ユーザーはライブ放送終了後に会話を聞くことができるようになった。この新機能は、Clubhouse(クラブハウス)が、ユーザーがライブルームを録画して後で共有できるリプレイオプションを導入したことを受けたものだ。

また、Twitterは一部のホストに対して、iOSおよびAndroid上でスペースを録音する機能を提供している。この機能は、10月に開始されたスペースの録画機能に続いて、iOSの一部のホストにのみ提供されていた。

この機能を利用するには、スペースのホストは、通常通り、自分のスペースにタイトルを付け、部屋の内容を説明するタグを3つまで選択して、ライブオーディオルームを作成する。その後「スペースを開始」ボタンをタップしてライブオーディオセッションを開始する前に、新しい設定「スペースを録画」をオンにすることができる。

録画中のTwitterスペースにいるユーザーには、スペースの上部に「Rec」ボタンと赤い点が表示され、録画が行われていることがわかる。

ホストがスペースを終了するときは、通常通り右上の「終了」ボタンをタップすると、ポップアップボックスが表示され、スペースの終了と録画の停止の両方を確認するように求められる。終了すると、スペースの録音はTwitterのプラットフォームで共有され、リスナーはいつでも再生したり、自分で再共有したりすることができる。

Twitterは、ここ数カ月の間に、スペース機能の拡張と強化に取り組んできた。最近では、ユーザーが自分のスペースへのダイレクトリンクを共有することで、他のユーザーがTwitterにログインすることなく、ウェブ上でライブオーディオセッションを聴くことができる機能を提供している。Twitterは、この新機能は、Twitterを利用していないがスペースでのライブを聴きたいと思っている友人がいるユーザーに向けたものだと述べている。

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今回の機能拡張により、スペースはより多くの人に利用されるようになり、Twitterは新規ユーザー獲得のチャンスを得ることができる。

画像クレジット:Bryce Durbin / TechCrunch

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(文:Aisha Malik、翻訳:Yuta Kaminishi)

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TechCrunch Japan

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