関西在住のU25学生・起業家対象に「スタートアップ・イニシャルプログラムOSAKA(SIO) 連続講座」が受講者を募集開始

関西在住のU25学生・起業家対象に「スタートアップ・イニシャルプログラムOSAKA(SIO) 連続講座」が受講者を募集開始

公益財団法人大阪産業局は8月10日、参加費無料の「スタートアップ・イニシャルプログラムOSAKA(SIO) 連続講座編」の受講者募集を開始した。同プログラムは、起業する際に知っておく必要がある基礎知識などを体系的に学べるという連続講座。ビジネスアイデアを持つ25歳以下の学生または若手起業家が起業に必須の知識を身に付け「知っていたら避けられる失敗」を回避し、よりスムーズに起業を進められることを目的としている。

また今回は、プログラムの中でブラッシュアップしたビジネスアイデアについて受講生が発表するピッチコンテストを開く予定。コンテスト前には、毎日放送(MBS)現役アナウンサーによるプレゼン講座「資料に頼らず話し方のみで伝えたいことを伝える」を実施し、短時間で自分の事業を説明するというスタートアップにとって重要なスキルを身に付けられるようにする。

同プログラムの対象は、関西在住で、25歳以下の学生や若手起業家、またスタートアップビジネスでの起業をめざしている者。参加条件は、社会課題をはじめとする世の中の未解決の課題を市場・ニーズと捉え、ビジネスとしてこれらの解決を目指すアイデアがあること。エントリー締め切りは9月17日18時。プログラム開催日時は、2021年10月5日~11月27日。2022年度以降も、SIOアクセラレーションなどの他プログラムにつなぐことで起業に向けた切れ目のないサポートを継続し、関西のスタートアップ創出拡大に貢献する。

なお同プログラムでは、スタートアップの定義として、創造的イノベーションにより革新的なビジネスモデルを作り、成長を目指していることとしており、個人経営・家族経営などのスモールビジネスの創業や、既存市場に参入するビジネスの創業・起業とは区別するとしている。

募集要項

  • 開催日時:2021年10月5日~11月27日
  • 開催場所:講座・ワークショップは原則オンラインで実施。成果発表会はMBS本社1階「ちゃやまちプラザ」(大阪市北区茶屋町17番1号)
  • 定員:20名(応募者多数の場合は抽選)
  • 対象:関西在住、スタートアップビジネスでの起業を目指している者、25歳以下の学生または若手起業家
  • 参加条件:社会課題をはじめとする世の中の未解決の課題を市場・ニーズと捉え、ビジネスとしてこれらの解決を目指すアイデアがあること
  • 申込締切日:2021年9月17日18時まで
  • 結果通知日:2021年9月24日
  • 参加費:無料
  • 応募方法:「SIO連続講座 申込みフォーム」で必要事項を入力しエントリーする。入力したメールアドレス宛てに、事務局からエントリーシートのダウンロードURLが届くので、これに記入し事務局にメールで送付

プログラムスケジュール(全7回)

  • 第1回:講座(1)「事業作り基礎講座」「起業家マインド醸成講座」
  • 第2回:ワークショップ(1)
  • 第3回:講座(2)「ファイナンス戦略基礎講座」
  • 第4回:ワークショップ(2)
  • 第5回:ワークショップ(3)
  • 第6回:プレゼンテーション講座
  • 第7回:成果発表会(ピッチコンテスト)

大阪では、関係機関が一体となって、オール大阪で起業家を生み育てる環境を整備するとともに、スタートアップ・エコシステムの構築・拠点形成に取り組んでいるという。その一環として、大阪・関西でのスタートアップ・エコシステム構築と将来の大阪発のロールモデルとなる企業の発掘・成長支援のため、2019年(令和元年)にSIOをスタートさせた。新たな価値を自ら創出する、初期段階のスタートアップおよび起業前後の方を対象とし、連続講座やアクセラレータープログラム、イベントなど事業立上げ時に必要とされる専門的な支援プログラムを実施している。

アクセラレータープログラムに参加したスタートアップの以後の成果としては、事業会社との連携・協業が23件、資金調達が4件、チーム増強・人材採用につながったものが6社、次の成長段階のプログラムやコンテストなどの採択・受賞5社といった実績が上がっているという(2019年実績)。

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カテゴリー:パブリック / ダイバーシティ
タグ:アクセラレータープログラム(用語)大阪産業局(組織)日本(国・地域)

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