音声配信プラットフォーム運営のRadiotalkが約3億円調達、ライブ配信やスコアなどの新機能拡充へ

音声配信プラットフォームを運営するRadiotalkは10月16日、約3億円の資金調達を発表した。第三者割当増資によるもので、引受先はSTRIVE、Gunosy Capital、オー・エル・エム・ベンチャーズ、マネックスベンチャーズ。

今回調達した資金は、新しい音声エンターテイメントプラットフォームを構築することを目指し、ライブ配信やスコア、ギフトなどの機能の拡充に注力しつつ、事業拡大・採用強化に投下するとのこと。

Radiotalkは、配信者がワンタップすぐ始められる音声配信配信プラットフォーム。収録した音声は速度や声の高さなどをカスタマイズしてSNSへ投稿可能だ。2017年8月のサービス開始以来、多くのコミュニティが生まれているという。Radiotalkはトーク形式で、顔を出さずに心理的安全を保ちながら、テキスト以上に「人」を伝えることができるサービスと説明する。「意見、思考、思想、感想、思い出などを 自由に届けること」を誰でも簡単にできるようにして、個をエンパワーメントする世界を目指すとのこと。

Radiotalkは、XTechがエキサイトをTOBしてから約2年後に、そのエキサイトから2019年3月にカーブアウトして設立したスタートアップ。競合としては、Voicyや8月に5億円を調達したstand.fm、プロサッカー選手の本田圭佑氏が手掛ける「NowVoice」などがある。海外でも今年Spotifyが複数のポッドキャスト企業を買収したことが事業成長につながったほか、中国LizhiのIPOもあり、盛り上がっているという状況だ。

Radiotalkでは耳のシェアを「作り合い」するための独自ポジションとして、コンテンツの囲い込みをせず、Radiotalkで配信されたコンテンツはSpotifyやAmazon Musicで流すことも可能だ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:ポッドキャスト、Radiotalk、資金調達

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TechCrunch Japan

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