2004年スタートのアクテビティー予約サイト「そとあそび」、B Dashから2億円の資金調達

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アクティビティ予約サイト「そとあそび」を運営するそとあそびは7月6日、B Dash Venturesを引受先とする総額3億円の第三者割当増資を実施したことを明らかにした(調達自体は2月に実施している)。

そとあそびは2004年にスタートしたアクティビティ予約サイト。そとあそびでアクティビティを紹介する「キュレーター」の山本貴義氏が1人で立ち上げたサービスだ。2014年にはガイアックスの元代表取締役副社長COOである中島裕氏が代表取締役社長に就任。有限会社から株式会社化した。

4月にJTBとの資本業務提携を発表した「あそびゅー」などの競合サイトはあるが、そとあそびの強みは質の高いアクティビティのみを掲載するという「キュレーション力」にあるという。掲載するアクティビティは、アウトドア経験の豊富な同社のキュレーターがすべて実際に体験取材をしたもののみ。「安全性や保険の有無、エンタメ性などを確認している。手間暇はかかるが『(そのアクティビティの)プロであること』と『(催行する)地域を知っていること』のどちらも達成できているか1つずつ見ている」(中島氏)

売上高は非公開。「初年度から伸びてきて事業者からは評価されているが、ここ数年は売上が横ばいだった。そこで体制を変更し、(中島氏が代表になり)チームを作って伸ばすことを進めてきた。今年度は送客人数ベースで前年比倍増のペース」(中島氏)

そとあそびでは今回の調達をもとに、人材を拡大。今期中(2016年3月まで)に現在30カテゴリ・1000件弱のプランを2倍の2000件まで増やすほか、システムの強化を進める。「競合はあまり意識していない。10年以上磨いてきた『丁寧に紹介していく』ということを続けて、そとあそびなら安心してアクティビティに申し込める、と思ってもらえるようにしたい」(中島氏)

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TechCrunch Japan

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