5秒の声サービス「Baby」のDoki Dokiが京大VCから5000万円追加調達で外国語学習に応用

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Doki Dokiのメンバー。右真ん中が井口尊仁CEO

2008年のセカイカメラ、2013年のTelepathy Oneとテック業界の話題をさらった井口尊仁氏のスタートアップ企業Doki Dokiが今日、京都大学イノベーションキャピタルからプレシード投資として5000万円の追加資金調達を行ったと発表した。2014年6月に米国拠点で設立されたDoki Dokiは、これまでにSkyland Venturesサイバーエージェント・ベンチャーズのほかエンジェル投資家らから約6000万円の資金を調達していて、累計調達額は1億1000万円になるという。

声のコミュニケーションアプリ「Baby」は2016年10月の米国ローンチ時にTechCrunch Japanでも取り上げたが、Twitterようにパブリックなタイムラインに見ず知らずの人たちの5秒の声が流れるというプラットフォームだ。Babyはローンチから4カ月ほど経つが、Doki Dokiの井口CEOによればユーザー数などはベータ版のため非公開。近々大幅なバージョンアップを控えているという。

今回の資金調達をきっかけに、京都大学学術情報メディアセンターとの共同学術研究を推進するという。初期段階では5秒間の音声コミュニケーションを使った外国語学習のユースケース検証を行い、その後は今後は感情分析や機械学習を用いた音声コミュニケーションの進化を促進する共同研究を実施予定だという。

Amazon EchoやGoogle Home、AirPodsなど音声を使ったユーザーインターフェイスへの注目は高まる一方なので、音声データを集めることができれば有用な研究ができるだろう。それもこれもBabyがそもそも「使いたくなる理由」を提供できていてこそ。ECやホームコンピューティングのUIとしての有用性は多くの人が体感し、指摘しはじめている。果たしてBabyのように「声」をパブリックなタイムラインに流すことが楽しかったり、有用だったりするのかどうか。Doki Dokiは、まだこれからそれを証明しないとならないのだろう。一方、スマホ時代になって消費に時間のかかる旧来型パッケージのコンテンツが重たいなと感じている人は多いだろう。そうしたことからマイクロ学習にも注目が集まっているので「5秒音声による学習」というのに面白い展開もあるのかもしれない。

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TechCrunch Japan

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