7歳の少女が3Dプリントされたピンクと紫のロボット義手を受け取る

2015-04-03-faith-robothand

3Dプリンターの普及のおかげで毎日、大勢の人々の生活の質が大きく向上している。今回はフェイスという7歳の少女がフラミンゴのようなきれいなピンクと紫のロボット義手を手に入れた。少女は腕の曲げ伸ばしによって義手を操作し、モノをつかむことができるようになった。この義手はストラップとネジを除いてすべて3Dプリンターで出力されている。ビデオでは少女が自転車に乗るところが撮影されている。

私は最近、こうしたスマート補装具に関するニュースをたびたび紹介しているが、こうした補装具の普及のために働いているEnablingTheFutureの活動には目覚ましいものがある。従来、こうしたロボット義手はきわめて高価な上に、子供には装着が苦痛となることが多かった。今や家庭用3Dプリンターでほとんどの部分が製造できるようになり、大幅にコストダウンが可能になっただけでなく、子供の成長に合わせて新たなバージョンを出力することができるようになった。価格はほとんど使い捨て器具のレベルまで下がっている。こうしたテクノロジーによって子どもたちの生活が一変するのを見るのは嬉しい。一人でも多くの子供たちが恩恵を受けられるよう祈りたい。

こちらはアイアンマンのトニー・スタークに扮したロバート・ダウニー Jr.がアイアンマン風デザインのロボット義手を少年に 手渡すシーンだ

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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