Airbnb、障害者の使いやすい施設を検索可能に

Airbnb は、障害のある人たちが利用しやすい宿泊施設を見つけるためのシステム変更を行った。Airbnbは21種類のアクセシビリティー・フィルターを追加して、段差のない部屋、車椅子が通れる廊下、エレベーター、車椅子で利用できるロールインシャワーなどのある施設を検索できるようにした。

これまでAirbnb利用者は、車椅子を使える部屋を探すことはできたが、それだけだった。今回適切なフィルターを選ぶために、AirbnbはCalifornia Council of the Blind、California Foundation for Independent Living Centers、およびNational Council on Independent Livingの協力を得た。

Airbnbが障害者を積極的に受け入れようとする意欲の背景には、LyftUberが車椅子利用者のためのオプションを提供せず、訴訟されたという事実がある。今後もホストと利用者双方の意見を聞き、便利で正確なフィルターを提供する努力を続けていく。

「新しいアクセシビリティー機能とフィルターをホストと顧客に提供したことは、われわれのアクセシビリティー改善に向けた第一段階にすぎない。できるだけ多くの人がフィルターを利用してフィードバックを返してくれることを願っている」とAirbnbのアクセシビリティー責任者、Srin Madipalliがブログに書いた

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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