Amazon、視覚障害者向けアクセシビリティー機能のVoiceViewを、Kindle Paperwhiteにも提供

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Amazonは、VoiceView機能をFireタブレットに続き、専用Eリーダーにも提供する。このアクセシビリティー機能は、視覚障害者に向けられたもので、まずPaperwhiteに導入され、端末とセットで出荷される。

「FireタブレットのVoiceViewと同じく、VoiceView for Kindleも、リニアおよびタッチによるナビゲーションに対応し、スピーチフィードバックと通知音も同じく幅広く設定できる」と同社のアクセシビリティー・アーキテクト、Peter Kornがブログ記事に書いている。「複数のレッスンから成るチュートリアルも開発した。ユーザーはいつでも戻ることができる」。

140ドルのパッケージには、6インチ画面の端末に加えて、Kindle AudioAdapterが付属している。これをPaperwhiteの充電ジャックに差し込むと、音声読み上げ機能が有効になり、視覚障害のある人は、ヘッドホン(別売り)をつないで本を音声で読むことができる。Amazonは、20ドルのAmazonアカウントクレジットを提供して価格差を相殺している。61utSTCg1VL._SL1500_

アダプターは単体でも(偶然ではなく)20ドルで販売され、一回の充電で約6時間使用できる。VoiceViewの他に、Amazonは独自のOpenDyslexicフォントを、Kindleリーダーの最新機種、およびKindle iOSアプリに提供する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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