AmazonがAWS勉強交流施設The Loftをサンフランシスコに再オープン

今年すこし前にAmazonはサンフランシスコに、デベロッパが同社のAWSの技術者たちとお話したり、勉強したり、互いに交流ネットワークを作ったり、あるいはただ集まるだけのためのスペースをオープンした。このいわば”にわかづくりのロフト“は、6月に4週間開いていた。今日同社は、このスペースを今年の秋に再開する、その前にそれの“来訪者にとっての価値を高めるために”コンセプトの練り直しを行う、と発表した

6月のときはAmazonは、期間は4週間だけ、と明言した。今回は期間についての発表はないので、今Amazonに問い合わせている。うわさでは、ロフトは秋にオープンして、今回は閉鎖の予定がないらしい。

デベロッパは6月と同じく、その”The Loft”へ行って(LOFTと混同しないように)、AWSのエキスパートから一対一で助言をもらったり、開発事例を通じてAWSについて学んだり、ロフト内で行われるインストラクター付きのブートキャンプに参加したりできる。またデベロッパが実際にAWSに触ってみながら自分のペースで知識を深めることもできる。

夜は交流会みたいなものが開かれ、スタートアップたちからの話も聞ける。この前はTwilioやCoreOS、Coin、Hearsay Socialなどの人がスピーチした。

AWSは年を重ねるにつれ、次第にとても複雑なシステムになっていて、情報をネット上に見つけるのは比較的容易でも、それだけでは、いまいちよく分からない部分もある。サンフランシスコのこのスペースと、例年ラスベガスで行われるデベロッパカンファレンスre:invent、それにオンラインの資格検定教育などでAmazonは、情報の不足に関するデベロッパの不満に対応しようとしている。とくにこのロフトの場合は、生身(なまみ)で、一対一でAWSの技術者から話を聞けることが、デベロッパにとってありがたいだろう。re:inventもそういう直接的な学習の場だから、6月の初オープンのときAmazonのJeff Barr(AWSチーフエヴァンジェリスト)は、そのにわかづくりのロフトのことを”ちょいといかれたre:invent“(re:invent on crack)と呼んだのだ。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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