Amazonプライムデー、7月16日正午にスタート――例年に増して強力、時間も延長、ジャンルも拡大

Amazonの例年のイベント、Prime Day〔日本のプライムデー〕は、過去最大規模となり今月16日にスタートする。太平洋時間では12PM、東部時間3PMスタートだ〔日本では12PMから〕。 対象品目は数百万種類になるという。またこれまでの30時間がさらに延長され、36時間にわたって開催される。「Prime Day 2018は時間も過去最長になり、新しいジャンルも開拓される」とAmazonでは述べている。

Prime Dayはアメリカ、イギリス、スペイン、メキシコ、日本、イタリー、ドイツ、フランス、中国、カナダ、ベルギー、オーストリアなどの国々で実施されるほか、今年は新たにオーストラリア、シンガポール、オランダ、ルクセンブルクが加わった。

これまでと同様、Amazonでは家電、アパレルはもちろん、スマートテレビ、スマートホーム、キッチン、生鮮食品、おもちゃ、家具から学用品、その他日常生活の必需品などありとあらゆるカテゴリーを網羅している。

当然だがAmazonはPrime Dayで自社製品の売り込みに力をいれており、すでにその一部を先行セールで販売している。Amazonによれば、Echo、Fire TV、Fireタブレットは「過去最安」となるという〔「ほしい物リスト」に追加しておけばセール開始時に通知を受けられる〕。

今年のPrime Dayの品揃えが拡大された原因の一つはAmazonがさらに多数のハードウェアブランドを所有するようになったことだ。たとえば、スマートドアホンのRing を今年買収している。、スマートカメラとスマートドアホンのBlink買収 は昨年12月だった。 Amazonでは自社製のEcho DotやAmazon Cloud Camと並んでこうしたメーカーのスマート・ホームセキュリティシステム販売する。

またこうしたセキュリティーデバイスに加えて〔アメリカでは〕傘下のWhole Foodsスーパーマーケットから生鮮食品も販売される。

何百種類ものアイテムでプライム会員は通常の割引に加えて10%のプライムデー・ディスカウント〔ポイント還元〕を受けることができる。また一部のブランドではPrime
Dayを期に新製品や新しいコンテンツの販売を予定している。また多数の商品についてすでに先行セールを開始している。

AmazonではPrime Day開始後、スポットセール製品を50%増やすという。また専用アプリを使えば、 セールのお知らせを受け取ることができる。【略】

Prime Dayはもともと年会費を支払うPrime会員の契約を増やすために始められたイベントだが、今では1億人ものメンバーを持つようなった。しかも品揃えがいちばん豊富なため、ブラックフライデーセールやサイバーマンデーセールを上回り、今やAmazon最大のセールだ。たとえばPrime
Day 2017は前年の6割アップでAmazon史上最大の売上を記録している。

今年は昨年に倍加する努力を注いだイベントになっており、各種のデバイス、〔アメリカでは〕Whole Foodsの食品まで幅広く揃えているという。今年もAmazon最大のセールスイベントになるとみられていてる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+