Apple、クッキーモンスターと組んでハンズフリーのSiriを売り込む

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もし私が、娘の2歳の時を思い出すための曲を選ぶとしたら、おそらくセサミストリートのスーパースター、クッキーモンスターと、その時人気のポップスターとのコラボレーションになるだろう。“Me want it (but me wait)” が歌詞賞をとることはないだろうが、それは心に残り、耐えることを教え、セサミワークショップとセサミストリートを45年以上続けさせている文化的クロスオーバーをもたらした。

今日(米国時間3/16)Appleは、新しいiPhoneのCMを放映し、クッキーモンスターの永遠の魅力に乗じてiPhoneのハンズフリーSiri機能を売り込んでいる。このCMスポットは、YouTubeで私の娘が食い入るように見ている料理ショウを彷彿とさせる(偶然とは思えない)もので、クッキーモンスターが自分でクッキーを焼き、彼が最も苦手な ― 待つ ― 時間を過ごすのを、Siriが手伝ってくれる。

CMは愛らしく、24時間忙しくて手が離せない両親をターゲットにしていることは間違いない。Appleは、セサミワークショップと何年も前から仕事のしている ― 例えばiPadとiPhoneアプリもたくさんある。Sesame-Street-Learning-Library-Vol1_02しかし両者のかかわりは、Children’s Television Workshopと呼ばれていた頃Apple II向けにゲームを開発したことに遡る。私も実はこのゲームをプレイしたことを覚えている ― お気に入りはビッグバードの速達便だった。

一般にスターはCMに出ると報酬をもらうが、このCMの費用も間違いなく、子供たちのための番組やサービスに使われるので、娘も喜ぶだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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