Apple、全ポートに死亡宣告


つい先ほどAppleは最新のMacBookを発表した。それはそれは小さく、今のMacBook Airが2002年頃のDell Inspiron に見えるほどだ。しかし、あなたがパソコンの横についているあのポート類を実際に使っているヘンな奴でないことを願う。このMacBookにはUSB-Cポートが1つ付いているだけで、充電からビデオ出力、データ転送まですべてをこなす。

これが唯一のポートということは、パソコンとiPhoneを同時には充電できないことを意味している。外部モニターにビデオ出力しながら外部ドライブのデータを入力することも不可能だ ― 少なくともハブなしには。

このシングルポートは、AppleによるMacBookを極限まで薄くするという探求の副産物に違いない。ポートは場所を食う。構造上メスのジャックはそうそう小さくできない。

Appleが業界標準を捨てたのはこれが初めてではない。1998年、AppleはiMac G3にフロッピードライブもシリアルポートも付けず業界を震憾させた。代わりにAppleはCD-ROMとUSBポート2基を塔載した。2008年、Appleは自ら作った標準であるFirewireポートの使用を中止してビデオ制作者を大きく失望させた。AppleはCD-ROMも早々に捨て、Blu-rayは完全に無視している。

しかしAppleは行き過ぎたのではないか? シングルポートで充電から他のことまですることによって、ユーザーはこれまでの使い方をするために別のデバイスに頼る必要がある。

Appleは、コンピュータに何を付けるべきかに関して業界の支配を受けない。消費者も大変だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook