Apple、2012年Q4における携帯電話販売トップ5のうち3つを独占(NPDレポート)

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アメリカ国内における2012年第4四半期の携帯電話の売上げについて、トップ5のうちの3つをApple製品が占めたとのことだ。データをまとめたのはNPD Groupで、iPhone 5が首位、iPhone 4Sが3位、そしてiPhone 4が4位ということになっているようだ。また、全スマートフォンの中で最も売れたメーカーの称号もAppleが手にしたとのこと。2012年Q4におけるAppleデバイスの割合は39%で、サムスンは30%だったようだ。

2012年Q3比で、iPhone 4の売上げは79%の伸びを示した。またiPhone 4Sも43%の伸びとなった。ちなみに、2012年Q4における全iPhone売上げのうち、iPhone 5の割合は43%だった。これはキャリアからの統計データとも合致する値だ。サムスンの方も伸びており、2012 Q4では昨年同時期の21%からシェアを伸ばして30%を達成している。しかしサムスンの伸びはHTC等他のAndroidデバイスのシェアを奪ったもので、Appleのシェアに変化はない様子だ。

また、Net Applicationsは、iOSのトラフィックが大いに増加しているというレポートをリリースしている。それによるとiOSのシェアは増加しており、全モバイルOS中60.56%を占めるにいたっている。Androidの方は11月の28.02%からシェアを落とし、24.51%ということになっているようだ。つまるところ、iPhone 5のリリースにより、サムスンのGalaxy S IIIが築いたリードをすべて消し去ることとなったようだ。ところでAppleの達成した2012年における最高値は66%近くということになっている。それに比べるとAppleのシェアが低下していると見ることもできる。

ホリデーシーズンを含む第4四半期にて、Appleは4780万台のiPhoneと、2290万台のiPadを売り上げた。これによりアメリカ国内におけるスマートフォンおよびモバイルデバイスのシェアおよびトラフィックシェアのNo.1を堅持することとなった。また、Strategy Analyticsの統計によれば、生産台数でもアメリカ第一位の地位を取り戻したようだ(四半期ベース)。

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(翻訳:Maeda, H)