Apple、NBAケビン・デュラントの生い立ちに基づく番組を制作

現在ウォリアーズはNBAウェスタン・カンファレンスのトップを走っているが、どうやらケビン・デュラントはコートの外でもひっぱりだこの様子だ。一月ほど前YouTubeは、このスター・スモールフォワードのビデオ会社と提携して、オリジナルのスポーツ番組を提供すると発表した。そしてこのほどAppleも、行動に移した。

本日(米国時間2/13)Appleは、デュラントのビデオ会社、Thirty Five MediaおよびImagine Mediaと提携して、新しいスクリプテッド・シリーズを制作すると発表した。レギー・ロック・バイザウッド(「ノートリアス・BIG」、「ゲット・オン・ザ・バス」)が脚本と監督を務める新作Swaggerは、デュランの若き日の人生に基づいている。

「Imagine Entertainmentとともにこのプロジェクトに取り組めることは、われわれThirty Five Mediaにとってまたとないチャンスだ」とデュラントが発表リリースで語った。「この会社は業界で大変尊敬されている存在であり実績も申し分ない。バイザウッド監督と組むことで、このアイデアに息を吹き込むすばらしい仕事をしてくれるだろう」

デュランにとって今月2度目の大物メディアとの契約となるが、Appleのアプローチは、スポーツとドキュメンタリーの短編を中心とするYouTubeとの提携とは大きく異なっている

また、これは台本のあるオリジナルコンテンツを最近積極的に推進しているAppleによる、最近の一連の発表に続くものだ。ほかにはリース・ウィザースプーンをプロデューサーに迎えた2作品や、「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督のシリーズ作品、スティーブン・スピルバーグ監督の80年代の名作「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のリブート版などがある。

もちろん上記のいずれもまだ放映されていないが —— そしてAppleは、NetflixやHuluにどう立ち向かうつもりかをまだ明らかにしていない —— 、「カープール・カラオケ」や「Planet of the Apps – アプリケーションの世界」のあとだけに、およそどんなものでも正しい方向への一歩に思えてくる。

果たして同じNBAプレーヤーのレブロン・ジェームズがプロデュースした「ハウス・パーティー」のリメイクとどんな勝負になるか注目したい。このウォリアーズ/キャバリアーズのライバル対決はこれからヒートアップするところだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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