Appleのイベント総括:Apple Watchの価格、新型MacBook、HBO Nowの要点

今日のAppleイベントは情報が盛りだくさんであった。イベントの流れは次の通りだ。

驚くことに、Tim Cookは登壇するとすぐにApple TVの話から始めた。HBOとのパートナーシップを結んだことに触れると、HBOのCEOであるRichard Pleplerをステージに呼んだ。彼はここで初めてHBO Nowを発表し、HBO NowはApple TVでのみ視聴することができると説明した。ユーザーは月額14.99米ドルで利用できる。サービス単体にのみ支払うということは、ケーブルテレビプロバイダから逃れられるということだ。サービスは4月に開始され、それまでにサインアップしたユーザーは最初の一ヶ月は無料で利用できる。

Tim Cookは、Apple TVの説明に戻り、既に2500万台が販売され、価格調整の結果、69米ドルへと価格を引き下げることを明らかにした。この低価格とHBO Nowが見られるのはApple TVだけというのは、かなりの魅力である。

次にCookは、iPhoneの話題へと移り、その素晴らしい功績について説明した。iPhoneは発売から累計で7億台を売り上げたと報告した。その数字の大きさを今一度考えてみてほしい。

Apple Payに関しては、ローンチからの成長について触れ、現在この非接触によるモバイル決済サービスは4万の自動販売機を含む、70万箇所で利用することができると伝えた。

AppleのCEOは、iPhoneにおいて重要と位置づけるもう1つの要素について紹介を始めた。それは、「健康に関する情報」だ。

Research Kitは、様々な検査を受けることができる新製品だ。それは、医療関連の研究者に世界最悪の病と対抗する助けにもなる。例えば、タッチスクリーンや加速度センサー、ジャイロセンサーの技術を応用し、ユーザーは手先の器用さや歩き方の検査を行うことができる。これらのデータは研究に活用されることとなる。今日のローンチから利用できるのは、糖尿病や心血管病などを検査できる5つのアプリだが、近いうちに様々な検査が利用できるようになる。

ステージの内容はiPhoneからMacへと移り、Tim Cookは、Appleが再定義する 全く新しいMacBookを紹介した。この新しいMacBookはゴールドの輝きを纏う。

MacBookの厚さは13.1ミリで、これは最も薄い現行モデルの24%も薄い。重さは、僅か2ポンド(およそ907グラム)だ。画面は、12インチ2304×1440のRetinaディスプレイを採用し、画素数は330万ピクセルに及ぶ。また、この極薄のノートパソコンに見合うよう、トラックパッドとキーボードが設計され、その色展開は、ゴールド、グレー、シルバーだ。MacBookは他にも全体を通して様々な機能がアップデートされた。詳しくはこちらを見てほしい。

新しいMacBookは、1,299米ドルから購入することができ、4月10日から発売が予定されている。

そして、皆が気になっていた Apple Watchの番が来た。

Uberを含め、私たちのお気に入りのアプリがこの端末でどのように使えるかも紹介された。

Cookはこの製品ラインの価格を発表した。選ぶ製品モデル、大きさ、バンドの種類により、価格は349米ドルから最高17,000米ドル まで変動する。

Apple Watchについての詳細はこちらを見てほしい。

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(翻訳:Nozomi Okuma / facebook