Appleの今度のiPhoneは大型画面と噂…Android対策と中国対策か

歴史はまたまた繰り返す。

今年の第一回噂シーズンには、前回のシーズンと同じく、Appleが今年の終り頃に新しい機種のiPhoneを二つ出す、という噂が登場した。ただし今回のは、大型画面のiPhoneだ。

その筋から得た情報としてWall Street Journalは、ひとつは4.5インチのディスプレイ、もうひとつは5インチ以上、と報じている。これらはそれぞれ、Galaxy S IIIやGalaxy S4と同じだ。

その記事によると、この二つの次世代iPhoneはどちらも金属フレームで、iPhone 5cのようなプラスチックではない。

初代のiPhoneは3.5インチだったが、iPhone 5で4インチになり、最新の機種iPhone 5sと5cはどちらも4インチのディスプレイを着ている。

しかしAndroidスマートフォンの画面拡大競争が始まると、Appleにも圧力が加わるようになった。Appleの画面が小さければ、Android機のメーカーは画面サイズを差別化要因にできるから、5インチ、6インチと、大型化がだんだんエスカレートしてきた。

それどころか、ファブレットというおかしな言葉が、その市場らしきものの生成とともに市民権を得て、この私なんかも記事の中で“ファブレット市場”なんて言葉を使う始末。2013年には2000万台売れて、Juniper Researchの推定では2018年には1億2000万台売れるという。

もうひとつの大きな要因が、中国だ。

何年も交渉を重ねた結果Appleはついに、中国最大のキャリアChina Mobileと契約を結んだ。そして同社の商圏であるアジアでは、Androidのこれまでのテリトリに比べて、大きな画面が好まれるのだ。

もちろん現時点ではAppleからの確認は何もなく、噂にすぎない。確かなことは、Appleの公式発表を待つしかない。しかし、でも、歴史は繰り返しがちであることを、忘れるべきではない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))