AppleのHomePodが、6月18日にカナダ、フランス、ドイツにやってくる

iOS 11.4のニュースに隠れて、Apple から重要なハードウェアの発表があった。同社のハイエンド向けスマートスピーカーが新たな主要市場で展開される。ここ米国では2月から店頭に並んでいるHomePodが、6月18日にカナダ、フランス、ドイツにやってくる。これでSiri内蔵のスマートスピーカーは、英国、オーストラリアと合わせて6カ国で入手可能になる。

発売以来、HomePodの評判はさまざまだ。小さなスピーカーの音質にかけて、Appleはほぼ全面的に称賛されているが、価格およびSiriの機能不足は、現在Amazon、Googleらの支配するこの分野で、多くのユーザーの目を他の選択肢に向けさせる理由となっている。Appleは現時点で販売台数を公表していないが、第三者の調査結果を見る限りあまり芳しくない。

もちろん、今日のiOSアップデートはHomePodオーナーにとってグッドニュースであり、このデバイスの価値を高めるはずだ。待望のステレオペアリング機能により、リビングルームにこの349ドルのスピーカーを1台ではなく2台置く理由ができた。それぞれで異なるステレオチャンネルを鳴らすことができる。一方AirPlay 2では、iOSを通じて複数の部屋でストリーミングすることが可能になり、いくつかのサードパーティー製スピーカーにも対応する。

新たに加わった国々でのHomePodの価格についてはまだ明らかにされていない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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