Asus、超薄型ノート2機種発表―台北のショーに今年はロボットの姿なし

Zenboという家庭用ロボットを覚えているだろうか? 昨年、台湾のコンピューター・メーカー、ASUSが台北で開催したComputexプレスイベントに登場して話題をさらった。しかし今年のCumputexにはZenboの姿は見えず、ZenFonesスマートフォンとZenBookシリーズの新しいノートパソコンが発表された。その中でもスポットライトを浴びたのはZenBook Flip S、 ZenBook Pro UX550という超薄型のノート2機種だ。

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両機種とも非常に薄く、非常に軽い。AsusによればZenBook Flip Sは「コンバーティブル・タイプのノートパソコンとして世界最軽量」だという。重量は1.1kgで厚さは10.9mmしかない。Asusのプレス資料ではHP Spectre x360の重量1.29kg、厚さ13.8mm、またMacBook Airの重量1.35kg、厚さ17mmという数字と比較されていた。

ZenBook Flip Sは13.3インチのタッチスクリーン4K液晶ディスプレイを備え 360°回転できる。CPUはIntel Core i7-7500U、RAMは最大16GB、SSDは最大1TBだ。このスペックであれば高いパフォーマンスが期待できそうだ。

Asusはこの機種のバッテリーは最大11.5時間駆動可能であり、49分の充電で60%までチャージできるしている。周辺機器の接続にはUSB-Cが1個用意されている。ZenBook Flip Sの出荷は9月、価格は1099ドルが予定されている。

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新しいZenBook Pro UX550は前モデル同様、15.6インチの4Kタッチスクリーンを備えるが、新しい機種はIntelの第7世代のCPU、Core i7-7700HQ クオドコアを装備する。最大16GBのDDR4 RAM、専用グラフィックカードとしてNvidia GTX 1050 Tiを備える。特にこの最後のグラフィックカード装備はゲーマーにとって魅力的だろう。

ZenBook Pro UX550もスリムなノートで、重量1.8kg、厚さ18.9mmだ。来月、6月には1299ドルで出荷が開始されるという。

この他、ZenBook 3 Deluxe(1月のCESで発表ずみ)、499ドルのVivoBook S(CPUにCore i7、Nvidia GTX 940MX GPUを装備可能)、VivoBook(799ドルでCore i7 CPU、Nvidia GTX 1050 GPU装備)もデモされた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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