Audi、新しいV2I(ブイツーアイ)機能で青信号通過を支援

Audiは、最新車種に新しいV2I(vehicle to infrastructure:車と道路設備間の通信)機能を導入し、ドライバーがどの交差点も青信号で通れるようにした。

GLOSA(Green Light Optimized Speed Advisory)と呼ばれるこの技術は、同社の車に内蔵されている信号読み取り技術の一部だ。AudiはこのGLOSA機能を搭載した初めてのメーカーだと同社は言っている。

始まりは2016年にAudiがTraffic Light Informationを公開したときだった。全米の一部の都市と市街地で車が道路設備と通信できるシステムだ。

当時、機能はまだ限定的だったが、原理的には車が信号機のセンサーから情報を受取り(4G LTEホットスポット経由)、赤信号が青に変わるまでの時間をドライバーに伝えることができる。

これに基づいて作られたGLOSAは、青信号で通るために走るべき速度をドライバーに知らせる。システムは交通信号情報と車の現在位置のほか、停止距離、制限速度、信号のタイミングなどの重要データに基づいてこれを行う。

そしてドライバーが青信号を通過するのを助けるための推奨速度を表示する。最終目標は赤信号で止まる回数を減らし、その結果停車時間を短縮することだ。これは排ガス減少と燃料節約にもつながる。米国のドライバーは年間平均300時間ハンドルを握っている、とAAAは報告している。

現在、”time to green” 機能とこのGLOSA機能には、ダラス、ゲインズビル、ヒューストン、カンザスシティ、ラスベガス、ロサンゼルス、ニューヨーク市、オーランド、フェニックス、ポートランド、サンフランシスコ、ワシントンDC、およびバージニア北部の13都市、4700箇所の交差点でが対応している。

対応都市は増えているものの、機能はある意味でまだ限定的だ。Traffic Light InformationはAudiの有料購読機能であるConnect PRIMEの一部で、2017、2018年の一部新車種のみで利用できる。

Audiは将来V2I対応機能を増やしていく意向だと話しており、車のスタート/ストップ機能(排ガス減少が期待できる)やカーナビの最適ルーティングなどその他の予測サービスと統合していく。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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