B2Bの営業チーム営業マンのための情報サービスArtesian SolutionsがシリーズBで$8Mを調達

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B2Bの企業に顧客や見込み客に関する有益な情報を提供するイギリスのArtesian Solutionsがこのほど、シリーズBで800万ドルを調達した。

これまでの投資家であるOctopus InvestmentsとKreos Capitalがこのラウンドをリードし、新たな資金はイギリス本国におけるさらなる成長と海外進出の拡大に充てられ、また新たなモバイルアプリやソーシャルアプリの開発にも投じられる。

Artesianの現在のユーザ数は25000、その中にはAmerican ExpressやAdobe、Barclays、HSBC、Royal Bank of Scotland、Towergate、Willis、Verizonなどの名もある。

このプラットホームを一言で説明するなら、”筋肉増強剤を注射してもらったGoogle Alert”だ。Web上のありとあらゆるブログやニュースサイト、専門企業の情報、TwitterやLinkedInのようなソーシャルプラットホーム、などなどからデータをかき集め、その中から顧客やその業界、今後の見込み客などに関する厳選された情報や独自の分析結果をユーザ企業の社員、とくに営業に提供する。ユーザはそれらのインサイトに、Artesian SolutionsのWebアプリケーションやモバイルアプリからアクセスする。

また、まさにGoogle Alertみたいに、顧客が関心を持ちそうなネタを営業マンに毎日、メールでアラートする。そういう話題は、営業マンが顧客や見込み客に電話をするきっかけになりえる。またArtesianのアプリケーション/アプリにはソーシャルな共有機能もあり、その上で顧客や見込み客たちと情報をシェアしたり、何かのテーマでお互いにエンゲージしあうこともできる。

しかしこのような“営業加速サービス”は、競合他社もたいへん多い: Amdocs、Aplicor、InsideSales.com、InsideView、NetSuite、Sage Business Solutions、Visible Technologies、Zoho CRMなどなど々々、枚挙に暇(いとま)がないと言える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

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