Beatsはオンイヤー型のSoloヘッドフォンをノイキャン化

Beats(ビーツ)は米国時間の10月15日、オンイヤー型ヘッドフォンSoloシリーズに、定評あるノイズキャンセリング技術を搭載することを発表した。Solo Proは、Solo 3の公式な後継機となるもので、技術的な進化に合わせてブランディングを見直した。

ノイズキャンセリング機能は、2017年に、オーバーイヤー型のStudioシリーズに導入したものと同じ。適応型の技術を採用している。たとえば旅客機内のノイズなど、特定の騒音にチューニングしたものではない。複数のマイクによって環境音を聴取し、自動的に調整する。

私は、Studioシリーズのノイキャン性能には感動すら覚えた。この製品にも同じことが期待できるだろう。Transparency(半透明)ボタンも備え、周囲の音を聞く必要がある場合には、マイクで拾った音をミックスして聞くこともできる。Beatsは、アップルの子会社となっただけあって、内蔵マイクはSiriでの利用に最適化されている。W1やH1というチップを搭載し、新しいオーディオ共有機能も含めてiOS製品との相性も抜群だ。

Beatsによれば、バッテリー寿命は、アクティブノイズキャンセリングまたはTransparencyがオンの場合には最長22時間、それらを使わない場合には最長40時間も持続するという。私も、次にアジアに出かける際には、ぜひテストしたいと考えている。充電端子はLightningポートだ。ちょっとがっかりだが、これもアップル製品なのだ。10分間の充電で最長3時間の再生が可能となる。

発売は10月30日で、価格は300ドル(約3万2600円)だ。

原文へ

(翻訳:Fumihiko Shibata)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。