Beyond Next Venturesがバイオ領域スタートアップ向けシェアラボを6カ月無料で利用できる研究助成制度の公募開始

Beyond Next Venturesは11月8日、同社運営のシェアラボ「Beyond BioLAB TOKYO」における「研究助成制度」第2期の公募を開始したと発表した。対象の研究領域は生命科学分野全般。支援期間は、2022年2月1日~7月31日の6カ月間。募集締め切りは2021年12月31日まで。

Beyond BioLAB TOKYO(東京都中央区日本橋本町2-3-11 日本橋ライフサイエンスビルディング B101)は、2019年2月に開設した都心初のシェア型ウェットラボ。共有機器、専属ラボマネージャーによる支援体制を備え、スタートアップに最適な環境を整えているという。開設以来、累計32社のスタートアップ・研究チームが利用しており、利用者(卒業生含む)の資金調達額は累計32億円以上、事業提携52件、特許取得14件に上るそうだ。

Beyond Next Venturesがバイオ領域スタートアップ向けシェアラボを6カ月無料で利用できる研究助成制度の公募開始

Beyond BioLAB TOKYO研究助成制度では、同社の知見やネットワークの提供、定期的なメンタリングに加え、6カ月間にわたるBeyond BioLAB TOKYOのラボスペースおよび同社オフィスに隣接するコワーキングスペース「B-PORT」のフリーレントを提供する。同制度を通じ、研究成果の事業化に意欲をもつ研究者の活動を支援するとしている。

Beyond BioLAB TOKYO研究助成制度の概要

  • 募集期間:2021年12月31日まで
  • 支援期間:2022年2月1日~7月31日
  • 対象者:知的好奇心に基づきユニークな研究を行なっている方。研究の推進に必要なスキル、アセットをお持ちの方。チャレンジ精神をお持ちの方
  • 対象となる研究領域:生命科学分野全般(同ラボで受け入れ可能なBSL2レベルに限る。動物試料の持ち込み、特定病原体は不可。特定化学物質の持ち込みは可能だが、ダクトレスヒュームフードで対応可能な範囲に限定)
  • 採択予定数:1~2件程度
  • 応募条件:一定程度の研究開発の経験を有すること(所属は問わない)。日本橋での研究推進が可能なこと。国籍・居住地の制限はない
  • 応募方法:「特設ページ」を確認の上、専用フォームから必要書類を提出。必要に応じ面談を実施する場合がある

Beyond BioLAB TOKYO研究助成制度の提供内容

  • シェアラボ「Beyond BioLAB TOKYO」とコワーキングスペース「B-PORT」を6カ月間無料で利用可能:Beyond BioLAB TOKYOは、1席から利用できるオープンラボスペースと個室を完備した、P2 / BSL2まで対応可能な実験施設。高価な実験機器を共有設備機器として用意。B-PORTは、ラボから徒歩5分の同社東京オフィスに隣接し、投資家・研究者・起業家が交流する施設。Wi-Fi、コピー機、郵便ポスト、ロッカー設備あり
  • スタートアップコミュニティへの参画:ディープテック起業家が集うアクセラレーションプログラム「BRAVE」が開催する限定セミナーの受講、BRAVE卒業生・先輩起業家との交流機会の提供
  • Beyond Next Venturesメンバーによるメンタリング:シード期の資金調達、研究シーズの事業化ノウハウ、助成金の活用など、研究開発型スタートアップの成長支援に豊富な経験を持つ同社社員とのメンタリングの機会を提供

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。