Bird傘下のScootが新しい電動モペッドを展開

Bird傘下のScootが、Scoot Mopedを発表した。一見すると、6月に発表されたBirdの2人乗り自転車、Cruiser(クルーザー)に似ている。Cruiserは市場によって電動アシストかペグのみの2種類がある。

Scoot Mopedは1人乗りだが、ScootによればScoot MopedのデザインとエンジニアリングはBirdのクルーザーをベースにしているという。

Birdのクルーザー

Scoot Mopedはまずパイロットプログラムとしてロサンゼルスで提供を開始する。今年中にはほかの都市にも展開する計画だ。利用者は18歳以上で、ヘルメットを着用する必要がある。ヘルメットはレンタルのモペッドに付属する。

Scootは、2012年から米国サンフランシスコで、2018年5月からはスペイン・バルセロナで一般的な電動モペッドのサービスを運営している。サンフランシスコでは最大時速30マイル(約48km)、バルセロナでは最大時速60マイル(約96km)で運転できる。一方、新しいモペッドは最高時速20マイル(約32km)に制限される。

Birdは6月にScootをおよそ2500万ドル(約27億円)で買収した。それ以降、Birdの評価額は25億ドル(約2700億円)となり、さらに2億7500万ドル(約298億円)を調達した。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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