Bitcoinが年明けから低迷

2015年はbitcoinにとって厳しい始まり方をした。この暗号通貨は2013年後期のピーク以降、急落を続け、今では300ドル以下に戻している。Blockchain.infoが計算したbitcoinの総取引額も、このところ落ち込んでいる。

価格の低迷に対する説明はいろいろあるが、bitcoin支持者たちのコミュニティも、意見が分かれている。取引量の減少は、Coinbaseのデータを見るかぎり、買方(かいかた)の関心の短期的な低下を示すのかもしれない。でも、それが新年の初頭に起きる理由はよく分からない。

下図のチャートは、上が価格:

そして下が取引量だ:

もちろん、bitcoinの強気筋は依然健在だ。

bitcoinの価格の短期的な高下(こうげ)はそれほど大きな問題ではないが、大型のマイナーたちは影響を受けるだろう。むしろ意外なのは、取引総量の急速な下降だ。2014年の大勢は、対ドル価格が乱高下しても総取引量は増える、という説だった。総取引量はbitcoinの重要な指標と見なされている。それが大きければ、bitcoinというコンセプトが破綻していない証(あかし)だからだ。

しかし、価格と取引量の両方の指標が不調だから、このデジタル貨幣のファンたちもそろそろ、その未来について再検討することになるだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。