Blue OriginのNew Shepardが打ち上げ、NASAの技術テストを実施

Blue Origin(ブルー・オリジン)は2019年12月の最後の打ち上げから約1年の休止を経て、米国時間10月13日にミッションを再開した。

打ち上げは、同社の再利用可能なサブオービタルロケット「New Shepard」(ニュー・シェパード)のミッションで、同ロケットは2017年12月に最初に飛行して着陸し、今回が6回目のフライトとなる。また今日の打ち上げには、NASAの「Deorbit, Descent and Landing Sensor(軌道離脱・下降・着陸センサー)」技術をテストするためのシステムが含まれており、これは将来の月面・火星着陸に使用するための自動化技術を提供し、目標着陸ゾーンにおける潜在的な危険を自動で識別し回避できる。

この試験には、New Shepardのロケット本体とカプセルの回収が含まれる。ロケットはエンジン噴射によりウエスト・テキサスの発射着陸地点に着陸し、カプセルはパラシュートで降下する。カプセルにはさまざまな実験やその他のペイロードが入っており、その中にはBlue Originの非営利団体「Club for the Future」が全米の子どもたちに提供しているポストカードも含まれている。

打ち上げは米国中部夏時間10月13日午前8時35分(日本時間10月13日午後10時25分)に実施され、ライブストリームは米国中部夏時間午前9時05分(日本時間午後10時05分)から始まった。ストリームにはNASA長官のJim Bridenstine(ジム・ブライデンスタイン)氏からのメッセージも含まれている。Blue OriginはNASAとの緊密な協力関係を深めており、その中には次の宇宙飛行士を月の表面に到達させる手段となり得る有人着陸システムも含まれている。

カテゴリー:宇宙
タグ:Blue Origin、NASA、New Shepard

画像クレジット:Blue Origin

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(翻訳:塚本直樹)