BMWが530馬力で航続距離約600kmの電動セダン「i4」を発表

BMWが同社初の完全電動プレミアム中型セダンを発表した。i4と名付けられたこの電気自動車は、同社の第5世代となるeDriveプラットフォームを動力源としており、またBMWにおけるEV攻勢の一部にすぎない。ただし、すぐに購入できるわけではなく、早くても2021年後半まで待つ必要がある。

BMWによるとi4は530馬力を発揮し、同社のM3よりもパワフルだという。80kWhのバッテリーと組み合わせることで、時速0〜62マイル(時速0〜100km)のダッシュなら約4秒、最高速度は時速125マイル(時速約200km)になる。EPAとは異なるWLTP評価は600km(約373マイル)だ。

i4では2020年に発売されるiX3で最初に採用される第5世代のBMW eDriveと、それに続くiNEXTを使用する。BMWによると、このプラットフォームはまったく新しい電気モーターとパワーエレクトロニクス、充電ユニット、高電圧バッテリーを利用するという。同社のプレスリリースによると、i4のバッテリー構造はフラットで、重量は550kg。参考までに、Tesla Model3のバッテリーパックの重量は480kgだ。

i4については最終的なデザインを含め、多くの謎が残っている。BMWは外観が変更されるかもしれない、迷彩柄で覆った車両を披露している。価格もまだ発表されておらず、BMWの4シリーズの中でどのように位置づけられるのかも不明だ。これまでのところi4は素晴らしいようだが、発売は数年後なので、ディーラーに配車される頃には状況が変わっている可能性がある。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter