Cerevoの新製品「cloudiss」は振って止めるスマートアラーム。明日のTechCrunch Tokyoでお目見え予定

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スマホでアラームを複数回設定したり、スヌーズを何度も設定しても朝が起きられないということはないだろうか。インターネットに接続するスノーボード鍵型のIoTデバイスなどのユニークな製品を世に送り出しているCerevoは、その問題を解決するための新製品を本日発表した。「cloudiss(クラウディス)」という名のこの製品は、一見デジタル製品には見えないスタイリッシュな外観をしている。だが、機能的な商品だともCerevoの担当者は言う。この製品は大音量のアラームを発し、止め方も一般的なアラームのようにボタンを押すのではなく、製品自体を振って止めるという独特な仕組みで、予定時刻にユーザーが確実に目覚めるよう設計しているとCerevoは説明する。

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cloudissは、アルミの小筒に木製の蓋と本革のベルトのついた手のひらサイズの水筒のような形をしている。「ボタンは目立たない場所に配置し、シンプルなデザインを採用しています」とCerevoは説明する。木製の蓋を開けるようにひねると、電源ボタンとMicro USB 端子が現れる。cloudissの電源を入れ、スマホのBluetoothの設定をオンにするとcloudissを検知し、ペアリングが完了する。

cloudissは、どんなに朝が弱い人でも確実に時間通りに起きるための製品だとCerevoは説明する。ユーザーはcloudissの専用アプリから起きる時間を設定するか、あるいはGoogleカレンダーと連動させ、その日の最初の予定が始まる数時間前に鳴るように設定するということができる。例えば、9時から打ち合わせがあるなら、2時間前の7時に鳴るように設定するといった具合だ。仕事やプライベートのスケジュールをGoogleカレンダーで管理しているのなら、アラームをいちいち毎日設定せずとも必ずその日の予定の前に起こしてくれるという。また、アラームが鳴った際には音声で何の予定が入っているかを読み上げるので、朝の予定を起床時に合わせて確認できる。

soundここまでは他のアラームアプリなどでも出来そうなことだが、cloudissは必ずユーザーを起こすために、アラームは「大音量」で「振って止める」というユニークな特徴がある。cloudissはiPhoneのアラーム音の3倍の音を出すことができるという。そしてアラームを止めるには製品自体を振る必要がある。アラームの音量と振って止める時の振る激しさもアプリで設定することができる。私自身もアラームを作動させて試したところ、小さな製品から発しているとは思えないようなパワフルな音が鳴り、振る強度も中程度の設定だったが止めるにはしばらくの間真剣に端末を振る必要があった。これなら、スマホのアラームや目覚まし時計を無意識的に止めて二度寝に興じるということはなくなるだろう。

ターゲットユーザーは毎日不規則な時間で忙しく働いていたり、旅行を多くしたりする人向けだそうだ。ビジネスマンでも持ち運びたくなるようなラグジュアリーなデザインにこだわったとCerevoは言う。重さは約51グラムと軽く、また革のベルトは取り外せるので鞄に付けたりも可能だ。完全に充電するには2時間半程度かかり、充電は約3週間持つそうだ。価格は1万2800円(税別)だそうだ。就学祝いや就職祝いのギフトにも適した商品だと話す。

Cerevoは明日開催するTechCrunch Tokyo 2015に出展する予定だ。ブースではcloudissのデモと販売も行う予定だ。朝起きられなくて困っている、あるいは困っている友人へのギフトを検討しているのならCerevoのブースに立ち寄って、彼らの製品を試してみてほしい。

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投稿者:

TechCrunch Japan

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