CleanMyMacの最新バージョンCleanMyMac XはMacの総合的なお掃除アプリケーション

インディーのアプリケーションメーカーMacPawが、そのMacクリーニングソフトウェアをアップデートして、CleanMyMac Xと呼ばれる新たなメジャーバージョンを提供している(それはMacKeeperとは違う)。信じがたいことだが、CleanMyMacには現在、500万のユーザーがいる。

CleanMyMac Xは、必要のないファイルを削除したり、コンピューターを遅くしている原因を突き止めたりする。使い慣れると、メンテナンスの仕事がかなり速くなる。

今のこのアプリケーションは、4つのメンテナンスタスクをこなす。まず、ハードディスクをスキャンして巨大なキャッシュファイルや、不必要な言語ファイルを見つける。SpotifyやDropboxの大きなキャッシュを掃除するだけで数ギガバイトは空くから、ハードディスクが小さい人は助かる。そのほか、必要ないiTunesデータや、メールのアタッチメントなども見つけてくれる。ルールのデータベースがあるから、重要なファイルを消されないようにできる。

第二に、CleanMyMac Xはマルウェアをスキャンできる。ハードディスク上のアドウェアやスパイウェア、マイナー(暗号通貨採掘)、ワームなどを見つけて、退治する。ブラウザーのデータや怪しげなWi-Fiのネットワークも消せるから、それらに自動的に接続することがなくなる。

第三に、たくさんのメンテナンススクリプトがあるので、Spotlightのインデックスの再構築とか、ディスクのパーミッションの修復、DNSのキャッシュのフラッシュなどが容易にできる。またアプリケーションやLaunch Agentsを調べて、Macをリブートしたとき自動的にスタートするものを変えられる。

そして第四。CleanMyMac Xのupdateタブを使うと、インストールされているアプリケーションをすべて調べて、すべてをアップデートできる。Mac App Storeにないアプリケーションでも、OKだ。アップデートだけでなく、アプリケーションとその関連サポートファイルをアンインストールすることもできる。

そのほか、メニューバーがアップデートされて、CPUの使用状況やメモリの使用量、ネットワークのスピードなど、基本的な性能数値を見られるようになった。それはiStat Menusほど強力ではないが、十分役に立つ。

CleanMyMac Xは90ドルだが、前から使ってる人は45ドルだ。40ドルの年会費で会員になってもよい。MacPawは会員制のサービスSetappも提供しているから、CleanMyMac XはSetappの会員特典の一部にもなる。

まとめて言えば、今回のアップデートは新しい機能が二つ増え、進化した機能もある。DaisyDiskHazel, Objective-Seeのセキュリティアプリケーション, iStat Menusやそのほかのユーティリティなど、CleanMyMacの仕事の一部をやってくれるアプリケーションをすでに使っている人にとっても、CleanMyMac Xはデバイスの全体的な介護を任せられる素敵なパッケージだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa