Dellがセキュリティー部門のRSAを約2283億円で投資家グループに売却

米国時間2月18日、Dell Technologies(デルテクノージーズ)は傘下の伝統的セキュリティー会社RSAを、Symphony Technology Groupが率いる投資家コンソーシアムに20億7500万ドル(約2284億円)で売却することを発表した。ほかにOntario Teachers’ Pentsion Plan Board、およびAlpInvest Partnersも出資する。

RSAがDellの元にやってきたのは2015年に670億ドル(約7兆3700億円)でEMCを買収したときだった。EMCは2006年にRSAを、今日の金額に似た21億ドル(約2311億円)で買収した。契約にはいくつかの要素があり、毎年サンフランシスコで行われるRSAセキュリティー・カンファレンスも含まれている。

製品に関してコンソーシアムはRSA Archer、RSA NetWitness Platform、RSA SecurID、およびRSA Fraud & Risk Intelligenceを手にする。EMCを買収した際の顧客宛のレターでMichael Dell(マイケル・デル)氏は、RSAをDellファミリーに歓迎する旨を書いていた。

EMC、VMware、Pivotal、VCE、Virtustream、RSAの各チームと一緒に働けることを大いに楽しみにしている。私自身、我々の新しい会社、パートナー、そしてなによりも我々の顧客の成功のために全力を尽くすことを約束する。

しかし時は変わり、おそらくDellは会社の近代化のためには老舗セキュリティー会社を捨てていくらかの現金を得る時期だと判断したのだろう。RSAのやり方は、Dellの全社的セキュリティー戦略と一致していない。

「RSAとDell Technologiesの戦略は、異なるビジネスニーズと異なる市場開拓モデルに対応するために変化してきた。RSAの売却は、我々がDell Technologies全体のイノベーション統合に集中するための柔軟性を高くする一方で、RSAがリスク、セキュリティー、詐欺対策チームにデジタルリスクを総合的に管理する能力を与える戦略に集中することを可能にする」とDell TechnologyのCOO、副会長のJeff Clarke(ジェフ・クラーク)氏が売却を発表した ブログ記事で語った。

一方RSAのプレジデントRohit Ghai(ロヒト・ガイ)氏は、今回の買収について長い歴史をもつ同社の次の一歩である、と歓迎の意を表した。「我々の存在意義は、一貫して顧客のためにマーケット破壊とイノベーションを行うことに集中すること」とRSAの公式ブログに書いている。

契約が正式に認められるためには、規制当局による一般的な承認が必要だ。

画像クレジット: Gary Miller / Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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