Dell基金、ハリケーン被災地に3600万ドルを寄付

テキサス州をハリケーン被害から救うべく、Michael Dell、Susan Dell夫妻はIT業界を率先して行動している。夫妻はふたりの基金を通じて3600万ドルを被災地に寄付した。

この金額は、この災害に向けられた寄付の中で最高だ。通常の寄付、1800万ドル、同額の上乗せ1800万ドルを合わせて3600万ドルが贈られた。

「妻と私はこの重要な事業に3600万ドルを提供する。半額をこの基金の立ち上げに使用し、今日から9月4日深夜まで、寄付上乗せキャンペーンを実施する。期間中、寄付金2ドルにつき1ドルを基金が上乗せする」とDell夫妻が基金ウェブサイトのブログに書いた

目標は、嵐に襲われた人々のために個別の寄付とDell基金の上乗せを合わせて1億ドルの募金を集めることだ。

Dell夫妻は共にこの被災地テキサスで育った。「この災害はテキサスにルーツのある人なら誰でも他人事とは思えない。私たちは共にテキサスで生まれテキサスで育った。Michaelの育ったヒューストンの町は今水の底に沈んでいる」とブログに書いている。

Dellは15年前に基金を設立し、都市部の貧困地域に住む子供たちを世界規模で支援するために、教育と医療に注力してきた。同基金はパートナー組織と協力して、これまでに13.8億ドル以上の資金を供出してきた、と基金のウェブサイトに書いてある。

Michael Dellは、1984年にオースチンのテキサス大学学生寮の一室でDell Computerを設立したことで知られている。その後、企業向けハードウェアとソフトウェアで数十億ドル規模の大企業にまで成長した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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