Dropbox、デスクトップクライアントを改訂。「共有」を前面に押し出す

Dropbox社のクラウドストレージおたくたちは、かなりの時間を費してモバイル機器向けに(もちろんモバイル開発者向けにも)サービスを最適化してきたが、デスクトップクライアントはここ数年間殆ど変わっていなかった。

そんな状況はもう終りだ。同社はデスクトップ版Dropboxバージョン2.0のベールを剥がし、待ち望まれていたグラフィックスタイルを加え、共有プロセスを整備した。

探るべきことは山ほどあるが、まずは改訂されたデザインのすばらしさを伝えるべきだろう。かつての質素なメニューが一掃された新鮮な変更だ。私はかなり気に入っているが、便利な機能(残り容量の表示等)が奥に隠れていてクリックしないと見えないことなど、まだ完璧とはいえない。

Dropboxは、この数ヵ月間ファイルやフォルダーの共有を大いに強調しており、新メニューでも共有機能が前面に押し出されている。メニューに表示される〈最近変更されたファイル〉にマウスをかざすと、共有ボタンが現れてワンクリックで他の人と共有できる。また、友達や大切な人がファイルやフォルダーを自分と共有すると、リアルタイムで通知される。この種の通知はデスクトップだけのものではない。Dropboxの説明によると、iOSおよびAndroidアプリのユーザーも通知を受けるようだが、これ以上モバイル通知が増えるのを喜ばないユーザーもいるだろう。

改訂されたクライアントはここからダウンロードできる。ただし、このフォーラム記事によると、Linuxユーザーはまだ新しいデザインを見ることがないようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)