EC向けMAプラットフォーム運営のピアラが総額5億円を資金調達

EC向けのマーケティングオートメーション(MA)プラットフォームを提供するピアラは5月31日、B Dash Venturesが運営するファンド、三菱UFJキャピタルが運営するファンド、エボラブルアジアオークファンほか個人投資家を引受先とする、総額約5億円の第三者割当増資の実施を発表した。

ピアラは2004年に広告代理事業・プロダクション事業会社として設立。アパレルブランド「Marblee(マーブリー)」(2016年にアイ・エム・ユーへ事業譲渡)の運営や、アフィリエイトASPの提供などを経て、現在はAIを搭載した統合マーケティングオートメーションシステム「RESULT MASTER」のほか、ECカート、アフィリエイトシステム、AI搭載接客ツールなどのEC企業向けツール群を展開している。また、これらのソリューション運用により新規集客から顧客育成までを行う、KPI保証型を基本としたコンサルタントによるマーケティングサービスを提供している。

ピアラは4月にも、アジアでITオフショア開発事業などを手がけるエボラブルアジアと戦略的資本業務提携を締結し、ECサイトやキャンペーンページの制作コスト軽減やリソース提供による、顧客企業のマーケティング業務の最適化支援を目指すと発表していた。

今回の資金調達によりピアラでは、KPI保証型マーケティングサービスに必要な売上効率を上げるためのマーケティングオートメーションプラットフォームの機能強化、ビックデータから人のプランニング領域もサポートするAIの開発、グローバルへの対応などに投資していくとしている。

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TechCrunch Japan

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