EC基幹システム「ecforce」やD2C運営支援を手がけるSUPER STUDIOが18億円調達、事業・人材採用を強化

EC/D2C運営を支援するSUPER STUDIOが第三者割当による18億円の資金調達を実施

ECプラットフォーム「ecforce」(イーシーフォース)のほか、独自ノウハウ・ビッグデータ・AIを活用したD2Cコンサルティングを行うSUPER STUDIO(スーパースタジオ)は6月9日、第三者割当増資による総額18億円の資金調達を発表した。引受先は、ALL STAR SAAS FUND、Pavilion Capital、SMBCベンチャーキャピタル、アカツキ「Heart Driven Fund」、みずほキャピタルの5社。

新型コロナ禍の中、ECやD2Cの需要が高まり、これまでオフラインがメインだった領域にもEC活用が進んでいるという。しかしD2Cでは、ブランディング、マーケティング全般、製造、物流、梱包材の調達などを含むサプライチェーンの構築、コールセンターでの顧客対応など「あらゆる領域のマネージメント」が求められる。「従来のメーカー運営ではあまり重要視されてこなかった要素が事業成功の鍵となることもあり、これらを実現するためには非常に多くの知見と人的資源が必要となります」とSUPER STUDIOは話す。

同社は、これらの要素をワンストップで支援するecforce、さらに「マーケティングからサプライチェーンの構築を運用代行形式で支援」するオペレーティングおよびコンサルティング・サービス「ecforce teams」(イーシーフォース・ティームズ)の提供を行っている。そこでは、D2Cコンサルティングを通して学んだD2Cメーカー運営の経験が活かされている。

今回調達した資金は、「エンジニア / セールスを始めとした全職種で人材採用を強化」「より幅広い顧客へサービス提供するためのシステム基盤の開発」「タクシーサイネージ広告をはじめとしたマーケティング施策」「営業活動やサービス認知拡大施策の実施」を進めるとのこと。

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