Facebook、デスクトップ広告売上2600万ドル減。モバイルは2.26億ドル増

Facebookは今日(米国時間10/30)、第3四半期業績報告の中で、同四半期中の広告売上の49%がモバイルによるものであると報告した。この数字は、第2四半期の41%から8%の増加だ。

Facebookの第3四半期広告売上は18億ドルだった。その49%は8.82億ドルなので、Facebookのデスクトップ広告売上は残る9.18億ドルということになる。

第2四半期、Facebookの広告売上は16億ドルで、その41%である6.56億ドルがモバイルだった。デスクトップは9.44億ドルだったことになる。

つまり、Facebookのデスクトップ広告売上は、第2四半期から2600万ドル〈減〉っている。第1四半期8.75億ドルだった。かくしてFacebookのデスクトップ広告売上は、2013年第2四半期がピークだった。

しかし、好調なホリデー四半期にFacebookのデスクトップ広告売上が再び伸びる可能性はある。直近四半期の成長率はマイナスだった。

同社のユーザーベースは伸び続けているので、広告売上全体を増やすことは容易かもしれない。モバイルが急上昇を続けたとしても、デスクトップ広告が伸びることは可能だ。たとえ全広告売上に対するパーセンテージが落ちたとしても。実際、デスクトップ広告のARPU[加入者1人当たり売上]が順調であると仮定するなら、今後もユーザーベース拡大および海外ユーザーの収益改善による売上増が期待できる。

第4四半期のFacebook最大の売上カテゴリーは、何か異変が起きない限りモバイルになるだろう。Facebookがわずか1期で広告売上を2.26億ドル伸ばしたことは大変なものだが、第2四半期にはその数字が2.82億ドルだった。

Facebookは、紛れもなくモバイルファースト企業に移行した。Yahooもこれに倣うことができるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi)


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TechCrunch Japan

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