Facebook、フォローしているロシアの選挙妨害アカウントがわかるツールを提供へ

Facebookは、ユーザーがフォローしているFacebookページやInstagramアカウントがロシアの選挙ゴロと関係しているかどうかを知らせるツールを開発している。今年末までにFacebookヘルプセンターで提供予定のツールは、ユーザーがフォローしている、ロシアのInternet Research Agency(IRA)に関係のあるアカウントを表示する。

IRAはロシアのサンクトペテルブルグに拠点を置くグループで、ロシア政府と密接につながっている。2016年の米国大統領選挙で虚偽の情報を流して国の分断を促した組織として知られる。Facebookは将来の選挙への干渉を阻止するとともに、前回の選挙妨害についてもできる限り情報を明らかにしようとしている。

ただし、このツールはユーザーが実際にロシア人選挙ゴロの広告や投稿を読んだかどうかは教えてくれない。選挙妨害コンテンツに遭遇したFacebookとInstagramユーザーは1.46億人にのぼる。Facebookによると、ロシアの偽情報をフィードで直接見た米国ユーザーは2900万人だが、シェアされた記事を見た人が1.26億人、広告を見た人が1000万人いる。Instagramでは広告と記事をあわせて2000万人の米国ユーザーが偽情報を見ている。

ユーザーが見たり反応した妨害記事の全リストが提供されればもっと役立つだろう。それでもこのツールは、ユーザーがフォローしていなくても、記事を見たりクリックしたことのあるアカウントのリストを見ることができる。選挙妨害に関する上院聴聞会でFacebookの法務顧問 Colin Stretchは、「問題のコンテンツに接したかどうかを個別に特定して正確にユーザー伝えるのははるかに困難な作業だ」と語った。

議会はFacebookとGoogleとTwitterに対して、今日までに選挙妨害に関わる透明性の改善計画を提出するよう要求しているので、GoogleとTwitterがどのように情報を公開するかに注目したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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