Facebook、非営利団体向けに「今すぐ寄付」ボタンを提供

screen-shot-2015-08-24-at-1-43-28-pm

先ほどFacebookは、Our Lady of Perpetual Exemption への寄付を、少しだけ簡単に目立つようにした。

今日(米国時間8/24)Facebookは、あらゆる非営利団体ページおよびリンク広告の行動のきっかけとして、「寄付」ボタンを提供したことを発表した

Facebookの広報担当者がTechCrunchに声明でこう話した:

毎日人々はFacebookを使って、気にかけている大義の認知と支援を募り、他の人々にも同じことをするよう薦めている。このようなつながりがいかに大切かを感じた当社は、Facebookページやリンク広告に、行動のきっかけとなる “Donate Now”[今すぐ寄付]ボタンを追加して、そうしたつながりを今まで以上に作りやすくした。

Facebookが「寄付」ボタンを導入したのは2013年で、米国ガン協会や赤十字等の特定パートナー向けに提供された。非営利団体はこのボタンをページに統合することによって、寄付を募りクレジットカード情報を自分のサイト内に保存できる。

Donate facebook

どうやらFacebookは、この寄付ボタンを特定のパートナー以外の団体に開放するに当たって、手続きを少々面倒にしたようだ。おそらくこれは、評判のよくない大義のために寄付が行われることを避けるためと思われる。

非営利団体のページで「今すぐ寄付」ボタンを押すと、その団体が「Facebookが支持あるいは関係するものではない」ことを示す警告がまず表示され、その後外部サイトへ飛んで寄付を完了できる。

Facebook donate now

支払い機能を内蔵していないため、このボタンは事実上単なる「行動要請」リンクであるが、こうした団体にとって宣伝価値があることは間違いない。しかし実際のところ、これは寄付手続きにクリックを加えただけであり、Facebookはこの大義を支持しないという警告が表示され、突然新たなブラウザーウィンドウに連れていかれることになる。

これは非営利団体にとって価値あるツールに違いないが、ユーザーを外部サイトに追いやることは、Facebookページをユーザーが情報を求めてやってくる組織の中心地として位置づけようとしている、最近のFacebookの取り組みとは、およそ相応れない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。