Facebook、F8 2019デベロッパー・カンファレンスの日取りを発表

ソーシャル・メディアの巨人、Facebookは2018年を通していささか不本意な報道をされることが多かった。しかしそんなことにはくじけず、ユーザー、デベロッパーのために用意している新しい機能やサービスを発表する場が今年も設けられる。2019年のデベロッパー・カンファレンスの日取りが発表された。

Facebookは来る4月30日と5月1日の両日、サンノゼに戻ってくる。F8カンファレンスは「テクノロジーの進歩によって人々がいっしょにできることがどのように拡大するか、そのショーケースとなる」という短い記事が公式ブログで発表された。

ただ今年のF8は例年に比べて防御的色彩が強いものになるかもしれない。いつも挑戦的なマーク・ザッカーバーグだが、 今年はユーザーのプライバシーを守るためになすべきことが多々あるということが判明している。注目のデート機能、Facebook Datingもまだ慎重にテストを繰り返している段階だ。ハードウェア面でいえば、199ドルのOculus Go VRヘッドセットの評判は全体として悪くないようだ。

F8カンファレンスへの参加受付はまだ始まっていない。来年になってから始まるものと思われる。デベロッパー向けチケットの価格は昨年は595ドルだった。興味があるデベロッパーはこちらのF8サイトに登録しておけばメールで通知を受けることができる。

例年このカンファレンスでFacebookの今後の戦略が明らかにされてきた。では、今年秋のInstagramのトップ交代はどういう影響を与えるだろうか? ケビン・シストロムとマイク・クリーガーが去った後のInstagramはどこに向かうのだろう?  Facebookのブロックチェーン・チームはどんなプロダクトに取り組んでいるのか? Oculusから新しいAR/VRプロダクトは出るだろうか? われわれがあれこれ推測する時間はまだかなりある。

画像:Justin Sullivan / Getty Images

原文へ

滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。