Facebook、Messenger、Instagramの通知を統合する実験――ファミリー・アプリの緊密化進む

Facebookファミリーのアプリの緊密化が進んでいる。Facebook本体、Messenger、Instagramのアプリはそれぞれ他のアプリからの通知を表示するテストを行っている。ユーザーはアプリ間を即座に切り替えて行き来することができる。

おせっかいな赤いアイコンが常に他のアプリを見て通知を確認するよう勧めるのでエンゲージメントは高まるはずだ。最初に着信があったのを見落としたり、アラートを意識的に消したり、そもそもプッシュ通知を受け取らないよう設定していても、新しい方式では数字入りの赤いボタンが光る。

一部のユーザーは新方式を嫌うはずだ。人間の本性として「何かを読んでいない」のは気になる。さらに青地のアプリに赤いドットは目立つので否応なしに注意を向けさせられることになる。

ソーシャルメディアのアナリスト、Mari Smithがこの実験に最初に気づいた。TechCrunchの取材に対してFacebookもこの機能の存在を認めた。

Facebookによれば「ユーザーが他のメンバーとつながり、何に関心を抱いているか知ることを容易にするような機能についてわれわれはごく小規模な実験を行っている。この中でFacebook、Messenger、Instagramそれぞれのアカウントを簡単に行き来できる方法もテストしている」ということだ。

実験の対象になっているユーザーの場合、Facebook、Messenger、Instagramアプリの上部のプロフィール・アイコンをタップするとファミリーのアプリ間を行き来するためのスイッチャーがポップアップする。スイッチャーアイコンには他のアプリに未読の通知があることが表示される。ユーザーは赤いドットで自分のアカウントのそれぞれに何通の未読通知があるかを知ることができる。タップすればそのアプリが起動する。Facebookファミリーの一員ではあるが、WhatsAppは今回のスイッチャーの実験には加えられていない。

Facebookは赤いドットでうるさく注意を引き続けることによって上記3種類のアプリを密接に関連付け、ユーザーがモバイル・デバイス上で過ごす時間の大部分を占領することを狙っている。簡単にいえば、デバイスのOSをバイパスしてしまおうという試みのようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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