Facebookの全身トラッキングの研究からはAR/VRへの大きな意欲が感じられる

ARとVRのエンターテインメントとコミュニケーションの両方の目的で、Facebookが大きな投資をしていることは、今や誰もが知っている。そしてその新しい研究は、顔を変えたり置き換えたりするだけでなく、全身を対象とするARアプリケーションに同社が取り組んでいることを示唆している。

今日のブログ記事では、 AIカメラのチームが、VRまたはARで全身の置換や追跡を明らかにねらっていると思われる成果を紹介している。

その記事で研究員たちはこう書いている: “われわれは最近、体のポーズを正確に検出し、人と背景を分ける新しい技術を開発した。われわれのモデルは今はまだ研究の段階だが、数メガバイトしか必要とせず、スマートフォン上でリアルタイムで動かせる”。

もちろん、これまでにも同様の研究はある。たとえば骨格トラッキングはいろんな産業でよく使われている。それにこのブログ記事は、大きな進歩を主張するというより、この特定のシステムとそのニューラルネットワーク部位の操作について書かれている。

でもしかし、Facebookは明らかに、モバイルにおける効率的で容易な実用化をねらっている。つまりそれは、センサーのデータ、画像の解像度、リフレッシュレート、処理能力などの点で制約のある環境だ。彼らがMask R-CNNと呼ぶこのテクニックは、その方向での良い前進だ。

これからは、Facebookからこのようなものが、続々と出てくるのだろう。同社は、このような研究に配置する研究インターンまで募集しているのだから。

画像提供: Facebook

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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